大手3社比較
システム建築業者
スペック比較
国内のシステム建築では「横河システム建築」「JFEシビル」「日鉄物産システム建築(旧:住金システム建築)」の3社が業界大手と言われています。それぞれどのような違いがあるのか、業者を選ぶ際に押さえておきたいポイントごとにまとめたので、比較検討の材料にしてみてください。
横河システム 建築 詳細を見る |
JFEシビル 詳細を見る |
日鉄物産 システム建築 (住金システム建築) 詳細を見る |
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施工会社 | 提携代理店 (加盟店:1,336社) |
自社施工・提携代理店 (加盟店:230社) |
提携代理店 (加盟店:1,490社) |
基礎工事の施工 | 不明(要問合せ) | 直接基礎・杭基礎 | 直接基礎・杭基礎 |
ランニングコスト 削減の工夫 |
・ソーラーパネル ・屋上緑化 |
・ソーラーパネル ・屋上緑化 ・高耐候性塗料で保守コスト40%削減 |
・ソーラーパネル |
得意とする建築 | 柱を減らした規格設計 | 柔軟に対応できる自由型設計 | 最大6階建てまで可能な多層階 |
強み |
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知っておいて損はない!
項目の解説
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【施工会社】
自社施工のメリット…窓口が最初から最後まで一本化されているので、依頼の齟齬や手間が減らせる。マージンがかからないため低価格。
自社施工と提携代理店の違い
提携代理店のメリット…施工が地方の場合、近隣の提携代理店に仕事を依頼することができる。 -
【基礎工事の施工】
建物を建てる際は『基礎工事』が必ず必要で、それはシステム建築も例外ではありません。基礎工事を外注すると工期やコストもかさんでしまうので、自社対応できる会社がおすすめです。直接基礎は平たん地、杭基礎は傾斜地で用いられ、どちらも施工できる方が理想です。
基礎工事の重要性 -
【ランニングコスト】
業務が稼働したら、光熱費や建物のメンテナンス費がかかってきます。イニシャルコストはかかるものの、太陽光発電ができれば自社で電気代をまかなえますし、屋上緑化を行えば雨や紫外線が原因の劣化を防ぐことができ、ランニングコスト削減につながるのでおすすめです。
建てたら終わりではない
【決定版】
検討すべきシステム建築の大手3社
依頼者の種別 | 建築主 |
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施工会社 | 自社施工・提携代理店 |
基礎工事 | 直接基礎・杭基礎 |
認定工法 | 不明(要問合せ) |
JFEシビルの強み
自由設計が叶う
約45%削減
パイオニア
依頼者の種別 | 建築主 |
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施工会社 | 提携代理店 |
基礎工事 | 不明(要問合せ) |
認定工法 | yess建築 |
横河システム建築の強み
規格設計に特化
専用工場を所有
全国1,500超
依頼者の種別 | 建築主・元請どちらでも可 |
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施行会社 | 自社施工 |
基礎工事 | 杭基礎、直接基礎 |
認定工法 | ティオ、トレオ、ラフィット(※) |
日鉄物産システム建築の強み
多層階建築が可能
幅広い用途に対応
歴史ある企業
日鉄物産システム建築
横河システム建築
JFEシビル
川田工業
太陽工業
ナガワ
コア(コアシス建築)
日鉄エンジニアリング株式会社
高島
日成ビルド工業
大和ハウス工業
内藤ハウス
大野建設
丸屋建設
立川ハウス工業
奈良建設
ヨネダ
石井工業
扶桑建設
周南システム産業
万建設興業
ガンコ建築
イエスビルダーズネット
大成工務株式会社
染谷工務店
昭和ハウス工業株式会社
関根工務店
吉岡建設
藤崎建設
生川建設
郡司建設
小竹組
北本建設株式会社
中和建設株式会社
株式会社サンエイ
株式会社三ノ輪建設
相羽建設株式会社
杉本興業株式会社
株式会社オービス
三芳建設株式会社
コーナン建設株式会社
奥多摩建設工業
三協フロンテア
富士産業株式会社
澤村
前田組
岩村建設
西庄西本建設
ここでは、「価格」「工期」「耐震性」「見積もり方法」といった、検討時に知っておきたい基礎知識をQ&A方式でご紹介します。
システム建築vs在来工法!
建築物別に比較
システム建築 | テント倉庫 | 在来工法 | プレハブ工法 | |
寿命 | ・約30年と長寿命 気候に合わせた設計を行い、劣化を防ぐ |
・6~10年ほど 劣化は激しいため、短期使用向きの工法 |
・約30年と長寿命 H型鋼材を採用した丈夫な造り |
・約20年 強度が高いため長持ちする 防音・防寒面も改善傾向に |
価格 | ・低コスト 設計・生産ラインを規格化(システム化)しコストをカット |
・低コスト 使用する建材が最も簡素で、基礎工事費用も安い |
・最も高コスト 素材だけでなく設計段階でも多額のコストがかかる |
・低コスト 用途によっては耐久性や耐火性向上のコストが必要 |
工期 | ・短い CADでパーツ設計を行うため、スピーディーな設計が可能 |
・短い 骨組みとシートを敷くだけなので、工期は非常に短い |
・最も長い 施工はもちろん、他工法と比較すると設計時間が必要になる |
・短い 必要な部材を事前に生産・大量ストックすることで、短工期を実現 |
耐久性 | ・頑丈 雪や台風など、建築場所の条件を踏まえた設計で耐久性を向上 |
・最も低い 耐久力は低く、10年間隔でシートの張り替えが必要になる |
・最も頑丈 柱の数や素材、機能性など、どこまでも追及できる |
・低い 耐火性や耐震性は劣り、テント倉庫と他工法の中間ほど |
構造・デザイン | ・比較的自由度は高い 規格内での調整が可能なので、構造の汎用性は高い |
・定型のみ シートを張るだけなので自由度はなく、用途はかなり限定される |
・自由度が最も高い 素材や形状の選択肢の幅が広く、好みを反映しやすい |
・自由度は低い 構造の自由度はシステム建築より低く、デザインはほぼ定型 |
【結論】価格と耐久性のバランス
『コスパ』に優れたシステム建築
倉庫
工場
店舗
事務所(オフィス)
福祉施設
学校舎・体育館
屋内スポーツ施設
住居(集合住宅)
コスト・工期を左右する基礎工事
申請・届出が必要な認可
元請けと施工会社の違い
システム建築Online編集部が調べた、建築にまつわるニュースをご紹介。
業界で話題になっている情報から、システム建築の”今”と”未来”を紐解きます。
システム建築における課題や期待、ニーズといったニュースをいち早くチェックしておきましょう。
【特集】日本林業の起爆剤、CLT木材に注目!
地震や災害にも強く、効率的に建築現場で利用が可能な建材として、「CLT木材」があります。
CLTとは「Cross Laminated Timber」(直交集成板)の略称であり、
繊維方向が並行になっている従来の集成材と比較して、
繊維方向が直交しているため、変形しにくく、断熱性、耐震性、遮音性などの高さも
近年注目を集めている理由として挙げられます。
下記リンクでは、そんなCLT木材の基礎知識からおすすめの製造メーカーなどを紹介しています。
長く活躍する建物の建築を考えている人はぜひ参考にしてください。
大規模システム建築は投資対効果に注目!
倉庫や工場といった大型施設を低価格・短納期で建設できることが魅力のシステム建築。
しかし、建設会社によって得意領域や設計から施工に関する提案力、ノウハウの違いがあります。
大規模な投資になるほど、建設会社を選ぶ際には慎重な見極めが必要になります。
下記のリンクでは、システム建築で高いノウハウと実績を持つ企業を紹介。
「実績」「提案力」「サービス」においてどのようなことが可能か解説しています。
システム建築により深い理解を持ちたい人は、是非参考にしてみてください。