システム建築Online 特集『システム建築』最前線

価格

建物を構成する部材を標準化することで営業からアフターサービスまでの建築生産に関するプロセスをシステム化し、商品化した商品を指すシステム構築。在来工法と比べて、いったいどのぐらい価格に差が出るのでしょうか?ここでは、システム建築の価格についてご紹介しています。

システム建築と在来工法の価格の違いは?

倉庫や工場、店舗を建てるときに気になるのが、価格ではないでしょうか?システム建築と従来工法の価格の違いについて解説しています。

システム建築と在来工法の価格の違いは?

在来工法 システム建築
場所 東京都 東京都
建築物 倉庫 工場・倉庫
寸法 幅25m×長さ30m
※高さは不明
幅25m×長さ30m×高さ4m
価格目安 125,531,000円 61,100,000円
坪単価 553,000円 269,163円

東京都内で幅25m×長さ30mの倉庫を建築すると仮定して費用目安を算出した結果、在来工法とシステム建築で64,000,000円以上の差が開きました。

在来工法は高額ですが、設計や素材を自由に選べます。システム建築が比較的安いのは、生産プロセスが一律になっていることや使用する素材が決まった建築物を商品化しているなどの理由があるためです。

価格で見ると大きな差がありますが、それぞれの特性や建築主の意向によってベストな建築方法は異なります。価格以外の特性も踏まえたうえで選ぶことが大切です。

従来よりも安く早く建てるなら「システム建築」

【チェックポイント】

  • 最短で高品質な工場や倉庫を建てたい
  • 可能な限り安く抑えたい
  • 外観はシンプルでも構わない

形状や寸法によって差異はありますが、建築に6か月以上かかる在来工法と比べて、システム建築の工期は最短で2か月半。「大至急、工場を建てたい」といった建築主の要望を叶えられます。機能性を重視してつくられるシステム建築は、事前に使用する部材の種類や寸法、形状が決まっているため、短工期でありながらも耐久性のある高品質な工場・倉庫を建てられるのです。

わずか2か月半でテント倉庫やプレハブよりも頑丈な工場を建築できるだけではなく、費用が安く抑えられるのも魅力の1つ。建築費として必要になるのは在来工法の2/3程度です。在来工法で70,000,000円かかるなら、52,500,000円で建てられる計算になります。

短工期で高品質な工場・倉庫を安く建てる分、外観はとてもシンプルなものになりますが、とくに外観にはこだわらないなら問題ないでしょう。

細部までこだわってじっくり建てるなら「在来工法」

【チェックポイント】

  • 機能性も外観もとことんこだわりたい
  • 細部まで自由に選べるフルオーダーで建てたい
  • 工期は6か月以上でも構わない

工期は長くなるものの、システム建築では実現しにくい細部へのこだわりを100%叶えられるのが在来工法の特徴です。機能性をとことん追求し、用途や好みに合わせて素材を自由に選べます。

在来工法による建築物の寿命は30年以上。この先何十年もその場所にあり続けると考えれば、外観も魅力的なデザインにしたいと思う建築主も少なくはないはず。

こだわる分だけ高額かつ工期が長くなってしまいますが、満足のいく建築ができるのです。

システム建築費用例

ここでは、システム建築の費用例をご紹介しています

倉庫(幅25m×長さ30m×高さ8m)

場所 東京都
システム建築工事費 29,400,000円
システム外工事費(土間・照明・設計など) 28,700,000円
合計 58,100,000円

倉庫(幅35m×長さ66m×高さ10m)

場所 福岡県
システム建築工事費 74,900,000円
システム外工事費(土間・照明・設計など) 72,100,000円
合計 147,000,000円

工場(幅15m×長さ30m×高さ8m)

場所 新潟県
システム建築工事費 26,100,000円
システム外工事費(土間・照明・設計など) 21,700,000円
合計 47,800,000円

システム建築は会社によって価格や工法が異なります。それぞれの会社を比較して、予算に合ったところ見つけるようにしましょう。

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