小規模な路面店建築で検討したいプレハブ工法による店舗の特徴と価格や工期などを紹介します。
プレハブ工法でも店舗を建築することは可能ですが、法律によって大規模店舗はできないため、小規模店舗に限られます。メーカー製品として店舗用デザインのプレハブがあるので、それらを比較検討することになるでしょう。
既製品としてのパーツは工場で作られ、それらを現地で組み立てるのがプレハブ工法。工期は短くなりますし、施工の人件費も抑えられるのでトータル費用も安価になります。
プレハブでも倉庫用途に比べれば店舗用途の製品は外壁などデザイン性が見られるものもあります。ただし、既製品となるため、オリジナリティのあるデザインや設計にはなりません。また、在来工法やシステム建築と比べると、設置する柱の本数が多くなってしまうのも特性です。
プレハブ工法による店舗建築は小規模店舗に限定されることも含めて、システム建築や在来工法よりも安価に済みます。
ただし、プレハブは外装や設備などオプションとなる要素もあるので、見積時は注意しましょう。
ここでは価格の一例を紹介します。
11.7m×18m×5m(210.6m2)のプレハブ倉庫
- 10,118,000円
18m×30.6m×5m(894.24m2)のプレハブ倉庫
- 31,162,000円
30.6m×60.3m×5m(1845.18m2)のプレハブ倉庫
- 建築不可
プレハブ店舗の工期は一般的に1~3か月が目安。工程が規格化されているシステム建築では最短2.5か月からの工期目安。在来工法だと最低半年以上の期間がかかります。
小売でも大型スーパーなどはプレハブ工法で建てることができませんが、特定ジャンルの飲食店やサービス業など、比較的規模の小さい店舗は対応商品を揃えているメーカーもあります。
小規模店舗で、要件にマッチするメーカー製品を見つけることができれば、プレハブ店舗は予算を抑えつつスピーディーな開店を目指すことができます。
ただし、大規模店舗は法律的にNGである点や、店舗としての個性を打ち出しにくい点は事業計画にも大きく関係する要素だと認識しておきましょう。
店舗建築は大きな設備投資でもあります。メリットとデメリット両面を加味して、複数の工法を比較検討してから判断しましょう。
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