システム建築ニュースまとめ

目次

近年マーケットで注目されているシステム建築について、関連するトピックなニュースをネット上からピックアップ。システム建築最前線をぜひチェックしてください。

市場動向など
システム建築関連ニュースを
ピックアップ

日鉄エンジニアリングが
「スタンパッケージC3」を発売

「鉄鋼新聞(2023年6月1日号)」に掲載された記事です。

日鉄エンジニアリングは、システム建築の新商品「スタンパッケージC3(シースリー)」の販売を始めたと発表した。利便性、コスト、カーボンニュートラルの三つの観点で従来商品に改良を加えた。短工期で高品質な施工が可能な利点を訴え、工場棟向けなどで伸びる需要に対応する。

※引用元:鉄鋼新聞より抜粋(https://www.japanmetaldaily.com/articles/-/128160)

日本エンジニアリングは利便性とコストメリット、脱炭素のコンセプトを実現を目指し、この「スタンパッケージ」の販売に関して総合建築での適用率を4倍に引き上げていく方針です。

CHECK
システム建築は、
建てたい工場に合った設計が重要!

当メディアでは、システム建築の導入を本格的に検討している製造企業へ向けて、工場建築の実績を持つ信頼性の高いシステム建築メーカーを紹介しています。

また、工場に求められるレイアウト要件や生産ラインの特徴をふまえたうえで、高度な設計対応力を備えた3社を厳選。比較・選定の判断材料として、ぜひご活用ください。

将来を見据えた自動車用部品工場の
システム建築事例

自動車用部品メーカーである九州シロキが、新工場建設にあたってシステム建築商品を採用した事例を紹介します。

(前略)新日鉄住金エンジニアリングのシステム建築商品「スタンパッケージR」を採用し、将来のレイアウト変更や増築を考慮した構造を計画。操業スペースの空調化や、荷さばきスペースの屋内化により、作業環境の安全性を高めた。

日本の主力産業である自動車業界でも、国内生産ラインの合理化にシステム建築が一役買っています

内装パネルの施工が
両面テープだけで可能に?

2019年7月23日、東京・品川区のスリーエムジャパン本社にて新製品発表会が開催されました。注目の新商品は、なんと内装パネルの施工を両面テープだけで可能にする「3M VHB テープ Y-4800-12建築パネル仕上げ用」とのことです。

3M VHB テープ Y-4800-12建築パネル仕上げ用を使用するメリットについて、スリーエム ジャパン テープ・接着剤製品事業部 マーケティング部・桑名勇輔氏は、「施工時間の短縮」「施工管理の簡易化」「作業者の負担軽減」の3つを挙げた。(中略)

3Mではグローバルで3万棟の実績がある接合材を強みに、施工時間の短縮や施工管理の簡易化、作業者の負担軽減で、こうした課題の解決を図っていく」と、これまでにない形での市場参入の意義を示した。

近年では技能工の高齢化が進み、彼らが現役を退くことで一気に担い手がいなくなってしまうと予想されます。そのため、1人の職人がいくつもの施工を担う「多能工化」が求められる時代がやって来ます。

そんなとき、より簡単で素早い作業が可能となる今回の商品は、人手不足の解消や工期の短縮に一役買ってくれるでしょう。

課題解決への糸口?yess建築を
新たな「スタンダード」へ

建設資材の不足や価格高騰、人手不足などの問題が深刻化している建設業界。そんななか、これらの課題を解決すると期待されているのがシステム建築です。とくに「yess建築」は、新たな「スタンダード」として各企業からの注目を集めています。

工場や倉庫などの建築需要は伸びているにもかかわらず、地方の建設会社はその機会を獲得できていないのではないだろうか。逆に言えば、「yess建築」という「新たなスタンダード」に取り組むことで、地域の中堅中小の建設会社の競争力が向上し、生き残りにもつながるだろう。

※参照元:東洋経済オンライン(https://toyokeizai.net/articles/-/293835)

近年注目を集めるyess建築ですが、在来工法に比べれば比較的新しい技術なだけに、地方ではまだその存在を知らない人も多いのが現状。知名度はまだまだ物足りず、建築業界全体の課題を解決するには、yess建築の魅力を最大限に伝え、真に新たな「スタンダード」となるよう周知していかなければなりません。

そういった考えから、yess建築を開発・提供している「横河システム建築」では地方のビルダーに対する積極的な支援を実施。提案営業をサポートする取り組みや、「yessビルダーズネット」の構築、「yess見積3D」の開発など、さまざまな活動を行っているそうです。

           
レイアウト要件から選ぶ、
システム建築メーカー3選

システム建築での工場建設では、レイアウト設計が作業効率や運営に大きな影響を与えます。
柱の位置調整や広さ、衛生区画など、工場特有の要件を満たすためには、設計対応力があり、柔軟な対応ができるメーカー選びが不可欠です。ここでは、特定のレイアウト要件に対応できるシステム建築メーカー3社を厳選し、各社の特徴と強みを詳しく解説します。

アイコン組み立て・加工が5工程以上の
製造ラインが必要な工場なら
日鉄エンジニアリング
日鉄エンジニアリングのHPキャプチャ画像
引用元:日鉄エンジニアリング公式HP(https://www.eng-steelstructures.com/sp/case/factory/case_19/)

複数の製造ラインが分岐・合流・交差するレイアウト設計や振動・騒音対策など設備条件に応じた間取りに対応。
自社開発の基礎・鉄骨を活用し、システム建築の費用感はそのままに加工工場が求める自由度の高い設計を実現

具体的にはこんな工場に対応
  • 自動車部品製造工場
  • 精密機械加工工場
アイコン長尺材や鉄骨
移動や保管が必要な工場なら
横河システム建築
横河システム建築のHPキャプチャ画像
引用元:横河システム建築公式HP(https://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/7819)

クレーンやフォークリフトの動線を妨げず、鉄骨や長尺材などの加工・運搬をスムーズに行える。
最大60m級の無柱空間を実現する構造により、大型資材の保管スペースも十分に確保できる。

具体的にはこんな工場に対応
  • 建築資材工場
  • 鉄骨加工工場
アイコン衛生基準を満たすための
ゾーニングが必要な工場なら
大和リース
大和リースのHPキャプチャ画像
引用元:大和リース公式HP(https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/25151)

食品・飲料などの製造環境に求められるゾーニングや空調設計、衛生区画の分離に対応。
設計段階からHACCP認証取得を見据えた仕様提案に加え、専門コンサルタントによる運営支援も受けられる。

具体的にはこんな工場に対応
  • 食品関連工場
  • 飲料製造工場

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