4つの規格化されたシステムから、建物の用途に適した形式や建築材料を選択し、ニーズに合った建物をつくり出す日成ビルド工業の特徴・評判を調査しました。扱っているシステム建築商品も紹介しているので、参考にしてください。
日成ビルド工業が提供するのは、規格化された「フレームシステム」「外装システム」「屋根システム」「オプション」を建物の用途に合わせて組み合わせるシステム建築。外装システムには角波サイディング(縦張り)と日成フレッシュボード40(断熱仕様)があり、カラーバリエーションも複数用意しています。
屋根システムには切妻タイプと片流れタイプを用意。オプションでは「クレーン」や「シャッター」「アルミサッシ」を取り揃えており、建物の用途や希望に合わせた施工が可能です。
日成ビルド工業はメインフレームの柱と梁をつなぐ接合部に「斜めエンドプレート接合」を採用しています(トラスタイプはメインフレームのみ)。斜めエンドプレート接合は日本建築センターで構造評定を取得した、信頼できる工法です。
エンドプレートを斜めに設置することで、力の分散効率が向上。柱の局部補強なしで、在来工法を上回る強度と剛性を維持できます。そのため必要な部材や工程が少なくなり、建築コスト削減や工期のスピードアップが実現するのです。
日成ビルド工業では斜めエンドプレート接合を用いた柱・梁接合部の強度試験を実施し、安全性も実証しています。
メインフレームやサブフレーム、二次部材に「溶接軽量H形鋼」を採用しています。溶接軽量H形鋼は、従来のロールH形鋼の約1.38倍の材料強度を持っており、それでいてロールH形鋼よりも軽いのが特徴。そのため建物にかかる荷重負担を軽減し、柱のない大空間を実現できるのです。柱分のスペースを有効活用でき、パフォーマンスも向上します。
基礎構造の簡素化も同時に実現し、施工を省略できるのも嬉しいポイントです。
日成ビルド工業は全国に38箇所の営業拠点を配置し、全国各地で平等な品質を保ったサービスを提供しています。スピーディーかつ綿密な対応を心がけているそうなので、規格化した店舗を全国展開するときにも役立つでしょう。
また、365日営業しているカスタマーセンターも用意し、お客様を全面バックアップしています。維持管理やメンテナンスサポートなどアフターフォローも万全の体制を構築。大切な建物をより長く快適に利用するための工夫・配慮が感じられます。
メインフレームである柱と梁を繋いでいる接合部は、斜めエンドプレート接合を採用しています。これにより、従来の在来工法を上回る強度や剛性を確保可能。この斜めエンドプレート接合は、日本建築センターの構造評定「BCJ評定-ST0175-02」を取得しています。
創業から50年以上に渡りシステム建築を行っている日成ビルド工業。50余年という歴史を続けてこられたのは、日成ビルド工業の商品を使ってくださるお客様のおかげだと明言しています。これまでに培ってきた経験と実績を駆使し、常日頃から技術や商品の向上に努めている会社です。
工事、倉庫、ドラッグストアやスーパーといった店舗、公共施設など、あらゆる平屋の施工に用いられるシステム建築。メインフレームの形式は、一般地対応の「フルウェブタイプ」と積雪地にも対応できる「トランスタイプ」の2種類を用意しています。
2階建て対応のシステム建築です。「店舗タイプ」と「倉庫タイプ」、2種類の用途タイプを用意。店舗タイプは床用積載荷重2,900N/m2、倉庫タイプの場合は床用積載荷重3,900N/m2です。
ライトブラウンとダークブラウンのツートンカラーで、落ち着いた雰囲気を演出している店舗です。資材や商品は屋外に陳列していますが、大きな雨除けを設置しているため濡れる心配がありません。システム建築のなかでも特に耐久性の高い「日成Vスパン-S」を採用。メインフレームには寸法精度が高い溶接軽量H形鋼を使用しており、在来工法を上回る強度を実現しています。
真っ白な外壁がひときわ目を引く工場。耐候性に優れた角波サイディングを採用しており、雨やホコリの影響を受けにくいのが魅力です。こまめなメンテナンスを行わなくても、長期間キレイな状態を保てるでしょう。屋根システムには日成フレッシュルーフを導入。耐久性や対候性、断熱性や耐火性など屋根材に欠かせない性能を備えています。
シルバーの外壁に扉の黄色がアクセントとなって、建物の意匠性を高めています。外壁には日成フレッシュボード40を採用。表裏2枚の鋼板を成型し、その中間に硬質ウレタンフォームを注入かつ発泡させたサンドイッチ構造となっています。断熱性や強度、意匠性に優れた建築材料としても活用可能です。大開口には幅の広い庇を設置。悪天候や日差しが強い日でもスムーズに作業できます。
ダークブラウンをメインに、真っ白な扉が目を引く倉庫。1建てでありながら柱高は7,356mmと高く設計されており、移動式クレーンやスノースイーパーといった設備を置くことも可能です。建物内部は柱を設けておらず、開放的な空間に仕上がっています。高い位置に複数の窓を設置しているので、室内に日光が差し込み明るい空間を実現できるのもポイントです。
日成Vスパン-Sにて耐震性・耐久性の向上を目指した物流倉庫です。外壁は縦張りの角波サイディングを使っており、防汚効果を高めており、汚れやすい真っ白な外壁でも汚れが目立ちにくくなります。また、屋根にはハゼ式折板を採用。結露防止材が含まれているので、結露による雨漏りや屋根材の腐食を回避できるのが魅力です。
本社所在地 | 石川県金沢市金石北3-16-10 |
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創設年 | 1961年 |
営業日 | 年中無休 |
受付時間 | 9:00~21:00 |