システム建築メーカーである藤﨑建設はどんな部品の組み合わせや商品があるのでしょうか。ここでは藤﨑建設がビルダーとして施工するシステム建築や、依頼できる部品の種類や商品プランなどをご紹介しています。合わせて外見がわかる施工事例もまとめているので、システム建築メーカーの参考にしてください。
藤﨑建設は株式会社横河システム建築が提供するyess建設を施工するビルダーの1社です。yess建築は関東である千葉県に専用の工場を置き、設計から部品の製造までを一貫しておこなっています。さらに独自の見積もりシステムを導入しているため、施工担当である藤﨑建設がさまざまな要望を踏まえた見積りを対応して場合でも、すぐに見積り書が作成可能です。
yess建設のシステムで施工することにより、従来の工事よりも期間とコストが大きく短縮することが可能となりました。それまでよりも工期は約2割、コストは3、4割の短縮に成功しています。
主にyess建設で建造物を構成するのは4つの部品です。
ひとつめは鉄骨で、ラーメン構造式の鉄骨フレームは建築現場で溶接をおこなう必要がありません。引張り接合であるエンドプレートをボルトのみ固定します。製造時にも部品の劣化を防ぐために熱をあまり入れないすみ肉溶接で製造。
ふたつめの屋根材は錆に対する性能が高いガルバリウム鋼板に段説剤を組み合わせています。二重ハゼという製造工法にて水密機能が高いSSルーフ、コストがかからないPリブルーフなど複数の部品があり、性能を重視する場合には二重構造となるSSダブルルーフといった選択肢があるのです。
3つめは壁材で、防火構造のラインヴァンドや1時間耐火に適用する耐火ヴァンドといった部品があります。縦横どちらにでも取り付けられるタイプがあり、デザインに合わせて選べるのも特徴です。
これら3つの建築部品に加えてベンチレーターやサッシ、天井走行クレーンなどといったアクセサリーを選択して組み合わせることで建造物を設計できるのがyess建設です。
藤﨑建設は建設事業を運営する上で、エコロジーであることを意識しています。2017年には新しい本社を、可能な限り建物でのエネルギー利用をできるだけゼロに近づける設計を取り入れたゼロ・エネルギー・ビルとして建設しました。
太陽光発電事業にも力を入れており、こうした活動はメディアにも取り上げられるだけでなく建築事務所協会でも表彰されています。
住宅から倉庫まで幅広い建造物に対応している藤﨑建設は、設計の引受からアフターフォローまでを一貫しておこなう体勢が整っています。他のメーカーのシステム建築だから、施工だけ担当して終わりになってしまうのではないかと不安になることもありません。
藤﨑建設はシステム建築以外にも集合住宅の建築業務をおこなっていますが、ただ建設するだけではなくて利用者の目線に立った設計をしています。代表的な例が猫の飼育を前提とした集合住宅などがあり、利用者のニーズに合わせて何が必要かを考える建設会社です。システム建築で要望を取り入れた設計をする際には、目的に合わせて必要なものを提案してくれるでしょう。
藤﨑建設のシステム建築はyess建築が提供されており、シンプルな3商品についてはWEBの見積もりが可能です。施設の目的に応じてさまざまな構成が準備されているため、下記商品以外でも対応できるかどうかを相談してみるとよいプランを提案してくれるかもしれません。
1階層の建造物で、もっとも早くコストも抑えられる商品。幅と長さの組み合わせで構成することが可能。降雪に対応したタイプや天井部分に走行式のクレーンを導入されている規格もあります。建物幅の最大は30.6m、建物長さの最大は60.4mまでの設計ができる商品です。倉庫や工場などに向いており屋根材やその勾配角度、外壁などは2種類から選択できます。
スーパーラピッドよりは大きめなサイズの80m2から800m2までと幅広く対応しています。さらに建具やひさしといった建造物アクセサリーも合わせた規格が既に選べる状態になっているため、大規模で工事期間をできるだけ短縮したいケースにぴったりです。
スペースMAXからさらに形状を限定している商品。平面の形状は72種類あり、建具の場所なども含めて規格から希望のタイプを選ぶ形式です。組み合わせが型番で決められているため、設計作業や見積もりも不要という、システム建築のメリットを最大限に活かした商品といえます。なおいずれも図書省略認定品であり、構造計算は簡略化されることに加えて構造計算適合性判定を受ける必要もありません。工事以外の作業も短縮される商品なので、コストも短期も最大限に抑えたいケースにぴったりです。
2016年12月に竣工されたアイワイフーズ麻生営業所事務所は、yess建築のシステムで建てられています。事務所に屋根を設けることで、天候に左右されずに作業ができます。外壁はガリバリウム鋼板で、ローコストにもかかわらず頑丈なつくりとなっています。
芹沢薬品の倉庫である芹沢倉庫A棟は、平成27年12月に完成しました。製品の保管や作業用に建てられており、商品の搬入がしやすいように大きな屋根が付けられています。また、商品の出し入れを考えて、搬入時に作業効率が落ちない大きなドアも設けられています。
上記と同じく芹沢薬品の倉庫です。芹沢倉庫B棟が建てられたのは平成27年12月です。A棟同様の外装で、作業がしやすいように屋根やドアはほとんど同じ設計となっています。商品の子詰め作業や、フォークリフトの運搬作業などがあるため、倉庫の面積は広くつくられています。意匠性に優れた外壁と内装で、快適な空間が広がっています。
本社所在地 | 茨城県行方市新宮745 |
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創設年 | 1954年 |
営業日 | 平日、第1・3土曜 |
受付時間 | 8:00~17:00 |
許認可情報 | 建設業許可 茨城県知事許可(特‐27)第001413号 一級建築士事務所 一般社団法人茨城県建築士事務所協会第A2072号 宅地建物取引業 茨城県知事(2)第6871号 |