システム建築のデザイン

目次

システム建築は標準化された部材を工場で製造して現場で組み立てるだけで建築できるものですから、デザインは限られてしまいます。ここでは、限られた制約の中でもデザイン性が高いものを紹介します。

システム建築の制約部分でもある「デザイン性」

システム建築は短い工期でコストを抑えて安定した品質の建築ができるメリットがありますが、あらかじめ標準化された設計になっているためデザインの自由度が限られてしまったり、個別対応が制限されてしまったりというデメリットがあります。しかし、限られた制約の中でもセミオーダー形式や、内装・外観カラーの工夫などデザイン性を持たせることができる製品もあります。

デザイン性に優れたシステム建築×工場事例

一般機械工場

日鉄エンジニアリング_施工事例
引用元:日鉄エンジニアリング公式サイト(https://www.eng-steelstructures.com/sp/case/factory/case_19/ )

モノトーンでまとめられた事務所棟は大きな窓とモダンな床デザインで、工場にありがちな閉塞感を感じさせません。工場棟は赤をアクセントに使ったデザインで、内部も赤い支柱や階段がアクセントになっています。

電気機械工場

日鉄物産システム建築_施工事例
引用元:日鉄エンジニアリング公式サイト(https://www.eng-steelstructures.com/sp/case/factory/case_65/ )

ブラウンとホワイトがモダンで落ち着いた印象を与える外観の工場です。食堂はウォールナットの床板、テーブルや椅子は外観のブラウンとあわせられていて、落ち着いた雰囲気です。

機械加工・切削加工工場

横河システム建築_施工事例
引用元:横河システム建築公式サイト(https://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/a104 )

天井部分にソーラーパネルが設置されたデザインの工場です。壁はホワイトがベースになっていますが部分部分にライトグレーとグレーの縦ラインが入っていることでスタイリッシュな印象となっています。

住宅建築資材の購入、加工及び販売業

川田工業_施工事例
引用元:川田工業公式サイト(https://www.sysken-kawada.jp/media/system/a21)

1期工事で建設した工場を増築した事例ですが、大きさや形はほぼ同じでも新しい試みを取り入れたいという要望に応えました。建物の鋼重を削減しながら大スパンを実現した工場で、働く人の満足度アップのために提案された複数のデザインプランから選択された建屋です。

加工場

大和リース_施工事例
引用元:大和リース公式サイト(https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/27016 )

徳島の工場事例です。平屋のシンプルなつくりですが、カラーリングを1色でまとめることでシックでモダンな外観となりました。

製菓工場

YBN_施工事例
引用元:YBN公式サイト(https://www.builder-net.jp/zisseki_kobetsu?id=5892 )

工場には直営店があり、ここでしか買えない商品を販売しています。店舗部分は工場入口とカラーリングで分けられていて、工場はシックに、店舗はオシャレな外観となっています。内装は白を基調として清潔感があり、明るい印象です。

板金部品製造業工場

ガンコ建築_施工事例
引用元:ガンコ建築公式サイト(https://www.ganko.co.jp/works/detail.php?id=36 )

塗装工程と溶接工程を2棟建てに分離したデザインで、双方から延びる大庇が半屋外空間となり雨天時でも車両が濡れないようになっています。塗装棟は機械プラントに合わせて建物サイズを調整、溶接棟は柱がない大空間で自由なレイアウトが可能となっています。

まとめ:機能性を重視したデザイン設計

システム建築はデザイン自由度が低いデメリットがありますが、外観や内装を工夫することでデザイン性を持たせることができます。企業カラーと機能性を兼ね備えたデザインの工場をつくることができます。

CHECK
システム建築は、
建てたい工場に合った設計が重要!

当メディアでは、システム建築の導入を本格的に検討している製造企業へ向けて、工場建築の実績を持つ信頼性の高いシステム建築メーカーを紹介しています。

また、工場に求められるレイアウト要件や生産ラインの特徴をふまえたうえで、高度な設計対応力を備えた3社を厳選。比較・選定の判断材料として、ぜひご活用ください。

           
レイアウト要件から選ぶ、
システム建築メーカー3選

システム建築での工場建設では、レイアウト設計が作業効率や運営に大きな影響を与えます。
柱の位置調整や広さ、衛生区画など、工場特有の要件を満たすためには、設計対応力があり、柔軟な対応ができるメーカー選びが不可欠です。ここでは、特定のレイアウト要件に対応できるシステム建築メーカー3社を厳選し、各社の特徴と強みを詳しく解説します。

アイコン組み立て・加工が5工程以上の
製造ラインが必要な工場なら
日鉄エンジニアリング
日鉄エンジニアリングのHPキャプチャ画像
引用元:日鉄エンジニアリング公式HP(https://www.eng-steelstructures.com/sp/case/factory/case_19/)

複数の製造ラインが分岐・合流・交差するレイアウト設計や振動・騒音対策など設備条件に応じた間取りに対応。
自社開発の基礎・鉄骨を活用し、システム建築の費用感はそのままに加工工場が求める自由度の高い設計を実現

具体的にはこんな工場に対応
  • 自動車部品製造工場
  • 精密機械加工工場
アイコン長尺材や鉄骨
移動や保管が必要な工場なら
横河システム建築
横河システム建築のHPキャプチャ画像
引用元:横河システム建築公式HP(https://www.yokogawa-yess.co.jp/archives/production/7819)

クレーンやフォークリフトの動線を妨げず、鉄骨や長尺材などの加工・運搬をスムーズに行える。
最大60m級の無柱空間を実現する構造により、大型資材の保管スペースも十分に確保できる。

具体的にはこんな工場に対応
  • 建築資材工場
  • 鉄骨加工工場
アイコン衛生基準を満たすための
ゾーニングが必要な工場なら
大和リース
大和リースのHPキャプチャ画像
引用元:大和リース公式HP(https://www.daiwalease.co.jp/works/prefab/25151)

食品・飲料などの製造環境に求められるゾーニングや空調設計、衛生区画の分離に対応。
設計段階からHACCP認証取得を見据えた仕様提案に加え、専門コンサルタントによる運営支援も受けられる。

具体的にはこんな工場に対応
  • 食品関連工場
  • 飲料製造工場