システム建築は標準化された部材を工場で製造して現場で組み立てるだけで建築できるものですから、デザインは限られてしまいます。ここでは、限られた制約の中でもデザイン性が高いものを紹介します。
システム建築は短い工期でコストを抑えて安定した品質の建築ができるメリットがありますが、あらかじめ標準化された設計になっているためデザインの自由度が限られてしまったり、個別対応が制限されてしまったりというデメリットがあります。しかし、限られた制約の中でもセミオーダー形式や、内装・外観カラーの工夫などデザイン性を持たせることができる製品もあります。
モノトーンでまとめられた事務所棟は大きな窓とモダンな床デザインで、工場にありがちな閉塞感を感じさせません。工場棟は赤をアクセントに使ったデザインで、内部も赤い支柱や階段がアクセントになっています。
ブラウンとホワイトがモダンで落ち着いた印象を与える外観の工場です。食堂はウォールナットの床板、テーブルや椅子は外観のブラウンとあわせられていて、落ち着いた雰囲気です。
天井部分にソーラーパネルが設置されたデザインの工場です。壁はホワイトがベースになっていますが部分部分にライトグレーとグレーの縦ラインが入っていることでスタイリッシュな印象となっています。
1期工事で建設した工場を増築した事例ですが、大きさや形はほぼ同じでも新しい試みを取り入れたいという要望に応えました。建物の鋼重を削減しながら大スパンを実現した工場で、働く人の満足度アップのために提案された複数のデザインプランから選択された建屋です。
徳島の工場事例です。平屋のシンプルなつくりですが、カラーリングを1色でまとめることでシックでモダンな外観となりました。
工場には直営店があり、ここでしか買えない商品を販売しています。店舗部分は工場入口とカラーリングで分けられていて、工場はシックに、店舗はオシャレな外観となっています。内装は白を基調として清潔感があり、明るい印象です。
塗装工程と溶接工程を2棟建てに分離したデザインで、双方から延びる大庇が半屋外空間となり雨天時でも車両が濡れないようになっています。塗装棟は機械プラントに合わせて建物サイズを調整、溶接棟は柱がない大空間で自由なレイアウトが可能となっています。
システム建築はデザイン自由度が低いデメリットがありますが、外観や内装を工夫することでデザイン性を持たせることができます。企業カラーと機能性を兼ね備えたデザインの工場をつくることができます。
当メディアでは、システム建築の導入を本格的に検討している製造企業へ向けて、工場建築の実績を持つ信頼性の高いシステム建築メーカーを紹介しています。
また、工場に求められるレイアウト要件や生産ラインの特徴をふまえたうえで、高度な設計対応力を備えた3社を厳選。比較・選定の判断材料として、ぜひご活用ください。
システム建築での工場建設では、レイアウト設計が作業効率や運営に大きな影響を与えます。
柱の位置調整や広さ、衛生区画など、工場特有の要件を満たすためには、設計対応力があり、柔軟な対応ができるメーカー選びが不可欠です。ここでは、特定のレイアウト要件に対応できるシステム建築メーカー3社を厳選し、各社の特徴と強みを詳しく解説します。
組み立て・加工が5工程以上の
複数の製造ラインが分岐・合流・交差するレイアウト設計や振動・騒音対策など設備条件に応じた間取りに対応。
自社開発の基礎・鉄骨を活用し、システム建築の費用感はそのままに加工工場が求める自由度の高い設計を実現。
長尺材や鉄骨の
クレーンやフォークリフトの動線を妨げず、鉄骨や長尺材などの加工・運搬をスムーズに行える。
最大60m級の無柱空間を実現する構造により、大型資材の保管スペースも十分に確保できる。
衛生基準を満たすための
食品・飲料などの製造環境に求められるゾーニングや空調設計、衛生区画の分離に対応。
設計段階からHACCP認証取得を見据えた仕様提案に加え、専門コンサルタントによる運営支援も受けられる。